令和７年度 本願寺小樽別院報恩講がつとまりました！
10月13日より16日まで、令和７年度小樽別院の報恩講です。
13日 午後1時30分（第一逮夜：だいいちたいや） 「大師影供作法（だいしえいぐさほう）」
導師（どうし）は本川（ほんかわ）輪番
右端：新光保育園の櫻井園長も出勤 お参りは18名ですぅ・・・（少し〇しい）
法要に引き続き「御伝鈔（ごでんしょう）上巻」の拝読です。
※「御伝鈔」とは、宗祖親鸞（しゅうそ しんらんしょうにん）のご一生を、上巻と下巻に分けて拝読します。本来は上巻と下巻を続けて拝読しますが、当別院では13日に上巻、14日に下巻を拝読しています。拝読者は、別院僧侶職員の西村さんです。
引き続き、ご法話 ご講師は、奈良県吉野郡 浄迎寺（じょうげいじ）よりお越しの花岡尚樹（はなおか なおき）師です。
14日 午前6時30分（第一晨朝：だいいちじんじょう） 「正信偈 行譜（しょうしんげ ぎょうふ）」
早朝ですからねぇ・・・、お参りの方8名でした。 この時期の朝6時の外は、暗くなってきました。 また、ストーブを点けないと寒くなってきました。（本州は、まだ先でしょうね） 晨朝後に、花岡尚樹（はなおか なおき）師のご法話です。
14日 午前10時（第一日中：だいいちにっちゅう） 「正信念仏偈作法 第２種（しょうしんねんぶつげさほう だいにしゅ）」
一人で写真を撮ると、どうしても同じアングルでしか写しません。 私の手の空いてない時に、相棒の西脇さんが別アングルの本川輪番（ほんかわりんばん）をパシャリ！ べりぃ～ぐっどデス
いつものアングルはこちらからなので、私も別角度から・・・
反対から写してみました！変わりませんかねぇ？
お参りの方11名、これから増えると思います。きっと・・・ この後の逮夜から、ご法中（ほっちゅう：後志・留萌・宗谷のお寺さん方）がおつとめをしてくださいます。
14日 午後1時30分（第二逮夜：だいにたいや） 「大師影供作法（だいしえいぐさほう）」
左：後志 真正寺（しんしょうじ）様 左：留萌 善勝寺（ぜんしょうじ）様 右：宗谷 西光寺（さいこうじ）様 右：留萌 西暁寺（さいぎょうじ）様
一番左：留萌 信楽寺（しんぎょうじ）様 会係（えがかり：法要を仕切る方々です） 二番目：後志 乗念寺（じょうねんじ）様 左：正会係 後志 龍渓寺（りゅうけいじ）様 中 央：後志 西隆寺（さいりゅうじ）様 右：副会係 後志 正行寺（しょうぎょうじ）様 四番目：後志 光超寺（こうちょうじ）様 一番奥：後志 本念寺（ほんねんじ）様 お参りの方22名、思った通り少しづつ増えています。有難いご縁です。 ご法中12人・・・あれっ？11人しかいないような・・・実は、お一は雅楽の演奏をされていました。 画像がないのですが、小樽別院の雅楽の先生で 札幌 勝圓寺（しょうえんじ）様でした。
法要後、御伝鈔（下巻）の拝読
拝読者は、別院僧侶職員の森さんです。 そして、花岡尚樹（はなおか なおき）師のご法話です。 ご法話が終わると、引き続き初夜法要です。
14日 ご法話引き続き（第一初夜：だいいちしょや） 「礼讃 日没偈（らいさん にちもつげ）」
法要・御伝鈔・法話・法要～まだまだ 後ろに立っているのは、別院のユーチューバー西村さん さすがに、長時間なのでお参りの方が減って13名。ざんねん・・・
音階のある難しい法要ですが、お参りされる方も一緒におつとめされました。スゴイ！ そして本日最後の祖徳讃仰（そとくさんごう：法話です）
留萌 西暁寺（さいぎょうじ）様
午後1時30分の逮夜法要（たいやほうよう）～御伝鈔（ごでんしょう）拝読～法話～ 初夜法要（しょやほうよう）・・・そして本日最後の祖徳讃仰、すべて終了して午後4時半頃でした。 しかし以前は、初夜法要が午後6時からだったので、すべて終了すると午後7時半を過ぎていました。 明日15日は、大逮夜もあります。是非お参りください。
15日 午前6時30分（第二晨朝：だいにじんじょう） 「正信偈 行譜（しょうしんげ ぎょうふ）」
事件です！ご法中の人数が足りません・・・ 本来、お晨朝の内陣（ないじん）のご法中は、おつと めの関係で少なくとも５人出勤いただきます。しかし、今回の内陣出勤は３人なので、どうしても２人 足りません。 そこで、別院の職員２人が出勤することになりました。 内陣出勤
左：後志 真正寺様 右：留萌 善勝寺様 中：宗谷 西光寺様 右：別院職員 岡﨑副輪番 左：別院職員 西脇さん
余間出勤：留萌 信楽寺様
おつとめが終わって、御文章（ごぶんしょう）拝読
別院職員 村田さん
予定では岡﨑副輪番が拝読する予定でしたが、内陣出勤したため村田さんが拝読しました。 本日のお参りは7名でした・・・昨日より減ったような・・・ そして、最後は花岡尚樹（はなおか なおき）師のご法話で晨朝が終わりです。
15日 午前10時（第二日中：だいににっちゅう） 「奉讃大師作法 第１種（ほうさんだいしさほう だいいっしゅ）」
左：本川輪番 右：後志 照覚寺様 左：宗谷 西光寺様 右：留萌 善勝寺様
左：留萌 信楽寺様 右：後志 本念寺様 輪番がここに座っているのは登礼盤（とうらいばん）をする前？の画像でしょうか ※登礼盤（とうらいばん）とは、法要で雅楽の演奏に合わせて輪番が正面の礼盤に移り座ること。
宗会議員 亀井義昭様のお焼香 法要が終わりましたら花岡尚樹（はなおか なおき）師のご法話です。 お参りの方９名・・・次は大逮夜、きっとお参りの方も増えるでしょう・・・
15日 午後1時30分（大逮夜：おおたいや） 「五會念仏作法（ごえねんぶつさほう）」
法要の始まりを、予感させるような画像です。私が撮ったものではありません（西脇さんです） でも、実は法要前の仏飯上供（ぶっぱんじょうぐ：お仏飯をお供えすること）をしたところの画像で、左画像の左のロウソクの下に本川輪番の頭がブレて写っています。（お気づきになりましたか？）
内陣（ないじん）の方々を結衆（けっしゅう）といいます
手 前：本川輪番（導師） 一番右：後志 專念寺様 二番目：留萌 善勝寺様 二番目：後志 真龍寺様 三番目：後志 明善寺様 三番目：後志 照覚寺様 四番目：後志 真正寺様 四番目：後志 無量寿寺様 一番奥：後志 東林寺様 一番奥：後志 光雲寺様
余間（よま）の方々を列衆（れっしゅう）といいます
一番前：留萌 信楽寺様 二番目：後志 乗念寺様 三番目：後志 光寿寺様 四番目：後志 光超寺様 一番奥：後志 本念寺様
法要中、導師以外が立っておつとめをするところがあります。三奉請（さんぶじょう）というおつとめ で、散華頭（さんげとう）と呼ばれる方が左右から１人ずつ正面に出て全員で散華（さんげ）します。 散華とは、手に持っている華籠（けろう：カゴ）の中に、華葩（けは：蓮の花びらを模した紙）を入 れ、おつとめ中の「・・・さんげ・・・」と言った時に華葩を１枚落とし、これを３回繰り返します。
誦讃偈（じゅさんげ）というおつとめの間に、結衆（けっしゅう）の方々が阿弥陀様の周りを一周しま す。阿弥陀様の前を通過する時には、一揖（いちゆう：一礼のこと）して散華を一回します。
さすが大逮夜は、お参りの方が増えますねぇ。 じ・つ・は、団体参拝の方々もお参りされているからなんですぅ・・・。 団体参拝：上川郡和寒町よりお越しの、明光寺総代の方々です。ようこその、お参りでした。 大逮夜のお参りの方々は、47名でした。 引き続き『御俗姓（ごぞくしょう）』拝読です。拝読者は、本川輪番！
そして大逮夜の最後は、花岡尚樹（はなおか なおき）師のご法話です。
15日 ご法話引き続き（第二初夜：だいにしょや） 「礼讃 初夜偈（らいさん しょやげ）」
奥 ：僧侶職員 村田さん 中央： 〃 森さん 手前： 〃 西脇さん（私の相棒）
引き続き祖徳讃仰
後志 明善寺（みょうぜんじ）様
16日 午前6時30分（第三晨朝：だいさんじんじょう） 「正信偈 行譜（しょうしんげ ぎょうふ）」
内陣：結衆
左 ：留萌 善勝寺様 右：後志 專念寺様 中央：後志 照覚寺様 左：後志 真龍寺様 右 ：後志 明善寺様
余間：列衆 外陣
左：留萌 信楽寺様 僧侶職員 右：後志 西隆寺様
最終日の朝ともなると、皆さんお疲れのご様子。あと一座です！ お参りの方々は、8名でした。
御文章（ごぶんしょう）拝読 会係（えがかり：法要を仕切る方々） 拝読者：本川輪番 左：後志 龍渓寺様・右：後志 正行寺様
ここで一言！ 阿弥陀様を中心に結衆の方々が座られる所を内陣といい、内陣を挟む畳の間を余間とい うのは前に説明しました。右の写真の所を外陣といい、内陣・余間・外陣が僧侶の座るところになりま す。また、内陣に座る方々を結衆・余間に座る方々を列衆というのも説明しました。それに対し、外陣 は讃嘆衆（さんだんしゅう）といいます。他にも、日中法要や逮夜法要で雅楽を演奏する人のことを楽 人（がくにん）といったり、奏楽員（そうがくいん）といいます。 ちなみに、皆さんがお参りする広い畳の間は、参詣間（さんけいま）といいます。 私は小樽別院に来るまで、「外陣+参詣間＝外陣」だと思っていました。 本日は、ここまで・・・
16日 午前10時（満日中：まんにっちゅう） 「宗祖讃仰作法（しゅうそさんごうさほう）」
報恩講最後の法要なので、輪番のお袈裟（けさ）が違います。 今までのお袈裟は五条袈裟（ごじょうげさ）を着用していましたが、満日中は七條袈裟（しちじょうげさ）を着用します。（画像を比較してみてください）
内陣（結衆）：ないじん（けっしゅう）
手前：後志 專念寺様 右手前：後志 照覚寺様 中央：後志 真龍寺様 二番目：留萌 善勝寺様 奥 ：宗谷 專念寺様 三番目：留萌 永福寺様 （最初と最後だけ輪番が一番手前に座ります） 四番目：後志 真正寺様
全員が立って、散華（さんげ）する作法もあります。
余間（列衆）：よま：れっしゅう
左：留萌 信楽寺様 後志 本念寺様 右：後志 西隆寺様
入船 量徳寺ご住職様のお焼香
量徳寺様は、ご隣山（ごりんざん：お隣の寺院のお付き合い）といって、宗派は違いますが報恩講の時にご案内してお焼香していただきます。ちなみに、今日（10月26日）は量徳寺様の報恩講結願（ほうおんこう けちがん：こちらの満日中）でしたので、輪番と私が量徳寺様に行ってまいりました。
法中代表焼香（ほっちゅう だいひょうしょうこう）
法要の最後に、法中代表焼香があります。
後志組組長（しりべしそ そちょう）本念寺 桐木眞英（きりき しんえい）様
留萌からは４ケ寺、ご出勤いただきました。
留萌組組長（るもいそ そちょう）永福寺 藤 俊哉（ふじ しゅんや）様
宗谷からは２ケ寺、ご出勤いただきました。
宗谷組組長（そうやそ そちょう）專念寺 藤田淳麿（ふじた あつまろ）様
御礼言上（おれいごんじょう）
中央：杉本責任役員・総代 先頭：花岡尚樹（はなおか なおき）師 左 ：岩山総代 満日中に出勤さてたご法中の方々
法要が終わりましたら、御礼言上を行います。ご本山では、後堂（うしろどう：本堂の裏）で行われる と聞いたことがあります。 また、先日お伺いした量徳寺様は、ご法中（ほっちゅう：出勤されるお寺さん方）の控室で行われまし た。 ※御礼言上は、ご法中の方々が小樽別院報恩講をつとめさせていただいたことを輪番に伝え、輪番はご 法中の方々にお礼を申しあげます。その後、ご本山に報恩講がつとまったことをご報告いたします。御礼 言上が終わりましたら、輪番がご参拝のご門徒の方々にお礼を申しあげます。 そして、花岡尚樹（はなおか なおき）師によります別院報恩講最後のご法話があって、令和７年度本願 寺小樽別院報恩講の全日程が終了いたします。 お参りは12名（寂しい・・・）
いかがだったでしょうか？ 専門用語には出来るだけ解説を入れましたが、かえって難しくなったような・・・。 さて、私の編集がこれで終わる訳ありません。毎年恒例の『裏画像』を、ご紹介いたします。
いつ、どこから撮影してるでしょうか？
答え：15日午後1時30分からの大逮夜、場所は後門（ごうもん：阿弥陀様の真後ろ）
更に
まさかの、16日午前10からの満日中！場所は・・・そう、後門！ 不謹慎だとは思いながら、突撃撮影しています。注意されたらやめようと思いつつ、未だにされていな いので悪ノリしています。 カメラを構えると、その視線に気づかれた方は意識されるような気が・・・。来年は、もっと突撃した いなぁ・・・と、考えています。（いい加減、怒られるかも！？）
編集後記（まぁ、私の独り言ですね・・・） 相棒の西脇さんについて（15日 第二初夜の画像を参照） 彼はまだ若いのに、とても気が利くんです！例えば、法要が始まってしまって「しまった、もう手遅れ だぁ…」と思うようなことがあったとしても、「やっておきましたよ！」の心強い一言が返ってきます。 ところで、相棒というと年齢が近いように思われるかもしれませんが、私とは親子ほど年が離れている のにとても頼りになるんです！！（頼りない私で、申し訳ありません・・・） ご門徒の皆さんも、西脇さんを可愛がってくださいね。
さて次回は、早くも年末年始！ 除夜会（じょやえ）から元旦会（がんたんえ）まで、ご紹介いたします。ご期待ください！！！
